福岡・静岡の特許事務所 TANAKA Law & Technologyの弁理士ブログ

福岡・静岡の特許事務所 TANAKA Law & Technologyのブログ。強い権利でアイデアを守るための実践的なノウハウを弁理士 田中智雄が解説。お問い合わせはWebフォームから24時間受付中。

白い錠剤をどう見分ける?税関が水際で特許侵害品を即座に見破る「裏側のカラクリ」

「特許権の侵害」と聞くと、「何やら小難しそう」「裁判所で何年もかけてドロ沼の争いをする」といった印象を持っていると思います。 事実、その通りで、裁判所では、特許の文章を細かくパーツ(構成要件)に分解し、相手の製品がそれをすべて満たしているか…

海外の模倣品調査をしたら、報告書が偽物だったという笑えない話し

日本国内ならまだしも、海外(特に中国など)から流入する模倣品のルートを突き止めるのは、個人や一企業ではほぼ不可能です。「現地の弁護士や調査会社に依頼しよう」と思っても、現実はひどいものです。 実際にあった話ですが、中国の模倣品ルートを調べよ…

「明らかに偽物」なのに税関をすり抜ける理由。輸入差止めの命運を握る「識別ポイント」の罠

自身のブランドや製品を守るため、多くの企業が活用している税関の「輸入差止申立」。一度受理されれば、全国の税関が模倣品(コピー商品)を水際で監視してくれる非常に心強い制度です。 しかし、せっかく申立てをしたのに、「明らかに偽物なのに、税関をス…

法定期限当日の無茶振り!?海外代理人との冷や汗ものの攻防

金曜日の午後3時過ぎ。海外の代理人から、日本への特許出願の依頼メールが舞い込みました。 送り主はインドの代理人。これまでにも何度か取引があるのですが、実は過去にも期限ギリギリで依頼をしてきた前歴がある要注意人物です。 少し嫌な予感がしてメール…

ベトナム宛てのメールが、なぜロシアで迷子になるのか?

日々の業務では、世界各国の現地代理人とひっきりなしにメールが飛び交っています。時差や言語の壁は日常茶飯事ですが、先日、ちょっと背筋が寒くなるような「モヤモヤ」する出来事がありました。 ベトナムの現地代理人宛てに、意匠登録出願に関するメールを…

海外代理人からの「キックバック要求」と、日本の弁理士業界の現状

先日、ある海外の代理人から日本での商標登録出願に関する問い合わせがありました。 当事務所の料金表に基づき、出願から登録までの見積もりと手続きの要件を丁寧に案内したところ、折り返し届いたメールには耳を疑うような提案が書かれていました。 その内…

「安いニッポン」は特許業界にも?海外からの過剰なディスカウント要求に思うこと

最近、街を歩けば本当に多くの外国人観光客を目にするようになりました。インバウンド盛況の最大の理由の一つは、間違いなく「日本が安くなったから」でしょう。 かつて空前の円高だった時代、あの頃の日本人は、「国内旅行よりも海外旅行の方が安いから」と…

「即レス」こそが世界基準のトップセールス

海外の優秀な代理人を新しく発掘するのは、私のちょっとした趣味のようなものです(笑)。 というのは冗談ですが、初めて取引をする海外代理人を一体どのような基準で選んでいるのかと聞かれれば、答えは極めてシンプルです。 それは「即レスしてくれる事務…